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叶恵国の国主。
かつては華虚時代初期に大陸を二分する勢力の盟主であった
叶恵国だが、家臣であった大神朱光の謀反により国が衰退し
更に謀反人である朱光とその子孫に領土の大半を奪われた。
その為、領土の奪還は国主としての白縫の悲願となっている。
白縫の護衛。
朴訥な青年で、白縫の幼馴染。
白縫とは幼い頃からの間柄で、彼女が国主となってからも
「お嬢」と呼んでいる。
白縫を命をかけて守ることこそが、己の存在意義だと信じており
白縫を信奉している薫とは、白縫を巡って、よく喧嘩をしている。
白縫の家臣の少女。
夜藝族ではあるが、朝霧とは直接の血縁者ではない。
白縫に心酔しており、白縫の為に己の全てを捧げている。
白縫が絡むとやや暴走気味になることがあり、護衛の辰馬との
白縫を巡っての喧嘩はもはや日常の光景である。
夜藝一族の娘。
戦火によって一家で流浪の生活を送っている。
鍛冶の技術はもっておらず、代わりに亡き母より薬草の知識を伝授された。
父親から自分の血族のことをあまり聞かされておらず、「征誅刀」についてもよく知らない。
夜藝一族の青年で朝霧の兄。
戦火で焼け出される前より、父と共に鍛冶で生計を立てていた。
剣術の心得もあり、放浪生活中、家族の護衛役を担っている。
妹の朝霧とは仲が良いが、父親とは過去の出来事が原因で確執がある。
明穂国の国主。暁月の妹。
子供の頃から病のせいで籠の鳥のような生活を送っていた。
姉である暁月を慕っているが、その気持ちを国を巻き込む陰謀の首謀者に利用され、本人は知らずに計画の邪魔者を排除している。
武術の腕前に秀でた男。
子供好きだが、身体的な事情から自分に子供は出来ないと思っており、「種なし甘藷もいいところ」と自嘲している。
手先が器用で、さらに鍛冶仕事も出来るので、村の農耕機具は飛躍的な発展を見せる。
里王丸のことを「若」と呼ぶ。
高茂明国の国主。
元は学者肌で繊細な人物だったが、跡目騒動の折、親族および婚約者を処刑。
それ以来、残虐無道な君主に変じてしまい、成せぬ筈の覇道を歩むことを決意するまでになる。
高茂明国の国主・画明に仕える文官。
見目良い若者に見えるが、良君と誉れ高い画明の父、画芳の頃から亜納家に仕えている。
暴虐な主に進言をしても許される稀な存在として、家臣団に知られている。
明穂国の姫武者。
母親が側室なため非嫡子。
嫡子である妹を支えるという使命感から、武芸などの修練を重ねていた。
陰謀に巻き込まれ、国を守る為に挙兵するも、返り討ちにされ、川に流されてたところを武衛の地にて助けられる。
砂士時代の南西の山岳部に存在する小領・宇侘領を治める領主の息子。六人兄弟姉妹の末子。
名を伏せ、身分を隠し、相棒の小竹丸を伴い、領内の町や村を回っている。
旅の本来の目的は、為政者である父や、長兄の手からこぼれた民を助けること。
蓮志郎の旅の相棒。
夜藝の血を引く一族で、亡き妹のさなえと共に蓮志郎とは幼馴染。
快活で猪突猛進気味な蓮志郎と対照的に冷静沈着で、毒舌。
こと蓮志郎の関係性においては、さなえの遺志の影響が強く、自分の意志かどうかわからなくなり迷うことがある。
村に布教にきた紺天教の若き僧。
紺天教の一部が放埒三昧の状態になっているのを快く思っておらず、信仰心が揺らいでいる部分を自覚している。
征誅刀に関して幾分かの知識をもっている。
山中で熊に襲われていたところを蓮志郎たちに助けられた娘。
父親が誰かはっきりしないため、村全体で面倒をみているが、厄介者扱いされており、何かと面倒事を押し付けられているらしい。
物静かで悠然とした知将。
華奢とも言える細身で女性と見紛うほど中性的な美貌であるが、その戦上手ぶり故に侮る者は敵味方を問わずほぼいない。
気軽に城下を訪れるため領民には慕われているが、気さくすぎると家臣には叱られがち。
豪放磊落な美丈夫。
ガサツで大雑把に見えるが、文武両道に秀でている。
亜銅栗村に来て数年で治水やら農地改革やらをやるだけではなく、村人の要請で軍事訓練まで行えるようにしてしまう。
人を引きつける奇妙な魅力がある。
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