筆者
神野 オキナ
http://okina.razor.jp/
Twittert @OKina001
代表作
「警察庁私設特務部隊KUDAN」
「幼なじみが反対しますが
秘密結社を廃業することにしました」
「カミカゼの邦」
「エルフでビキニでマシンガン!」
「闇色の戦天使」「かがみのうた」など
(アドレナライズ版神野オキナシリーズ)
「あそびにいくヨ!」 他多数
登場人物
![里王丸](https://shingisya.com/seichutouden/wp-content/uploads/info_novel2_chara1s.png)
観象 里王丸
端正な顔立ちをした大らかな若者。
弱気を助け、分け隔てなく接するため人に好かれやすい。
弾盤と共に亜同栗村に辿り着く。
![弾盤](https://shingisya.com/seichutouden/wp-content/uploads/info_novel2_chara2s.png)
御津我 弾盤
岩に顔をつけたような大男。
見た目に反して手先が器用で、立ち回りも上手い。
里王丸を「若」と呼んでいる。
![画明](https://shingisya.com/seichutouden/wp-content/uploads/info_novel2_chara3s.png)
亜納 画明
高茂明国の国主。
良君と謳われた先代国主の画芳より国を受け継いだもののあまりの暴虐ぶりと圧政の為、人望がない。
![弓我](https://shingisya.com/seichutouden/wp-content/uploads/info_novel2_chara4s.png)
刈永 弓我
画明の側近で、画明に注進しても許される稀な人物。
国を憂いているものの、画明の元を去ろうとは考えていない。
あらすじ |
||
華虚時代中期――それは大陸統一間もなくと目された南北二大強国がそれぞれ崩壊、または斜陽の兆しを見せ、 各地で我こそは彼の国々にとって代わらんと野心を持った者達が世界を乱世へと導いていった時代である。 濃代地方の北側にある高茂明国の国主・亜納 画明は、豊与延湖周辺の3国を攻め落とし、今、まさに川央国をも 攻め落とさんとしていた。 その画明の腰には――――神なる刀とも云われる「征誅刀」があった。 |
序章晴天の日、2人の男が川縁を旅していた。一人は端正な顔立ちの青年でもう一人は岩のような無骨な男。 |
第一章・泥のような二人・1その日 実田和国の亜銅栗村、村長の娘の濃芽は氾濫後の川で戦乱の爪痕を見る。 |
第一章・泥のような二人・2亜銅栗村の村民となった里王丸と弾盤は、早速、氾濫で荒れた村の復興に駆り出される。 取り回しの良い里王丸と鍛冶に長けた弾盤は、老人の多い亜銅栗村では即戦力だった。 村は二人によってみる間に復興していく。 |
第二章・里王丸、山賊を退治する川の氾濫は亜銅栗村の大切な蓄えだけでなく、翌年の実りとなる種籾をも流していた。 村長の連仁には、村の未来のために金策をする必要があった。 連仁は、流されてきた金目のものを荷車に積み、高茂明の城下へと向かう。 |
第三章・里王丸、弓我に会う・1山を越えようやく高茂明の城下町にたどり着いた連仁達。 栄えているはずの城下町は、どこか活気がない。 荷の持ち込み先に困る連仁へ里王丸は気にするなと答えた。 |
第三章・里王丸、弓我に会う・2滝ノの要請に応じて立野屋を訪れた弓我は裏庭の光景に目を瞠った。 「殿‥‥‥‥」 思わず呟いた先にいたのは‥‥‥‥!? |
第三章・里王丸、弓我に会う・3亜銅栗の者たちは弓我と滝ノの力添えで、荷を売り捌くことができた。 弓我は、名残を惜しみつつも一行が無事亜銅栗へたどり着けるよう見送るのだった。 まもなく、画明の父、画芳の死出日(命日)が近い―― |
第四章・里王丸、村を作る・1里王丸たちは亜銅栗村に次々と変革をもたらした。 その年は川の氾濫が減り、作物は大豊作だった。 やがて周辺の村や戦禍で焼きだされた難民が亜銅栗村を頼るようになり……。 |
第四章・里王丸、村を作る・2騒動の数日後、連仁は里王丸と弾盤を呼び出した。 連仁が二人の畑仕事を免除する代わりに命じたのは 先住の村民と受け入れた新しい村民を結ぶ事だった。 |
第五章・弓我、画明を救う弓我が謁見のため登城をすると、城の綱紀は緩み切っていた。 目を覆いたくなる有様の城内で、画芳の頃の高茂明に思いを馳せる。 弓我は画明に暇乞いを願おうとしていた―― |
第六章・里王丸、画明と対峙する・1松明を掲げて亜銅栗村へ移動していたのは高茂明からの逃散農民の集団であった。 三百をを超える集団の要求は後濃まで逃げるために村を通過する事。 まずいことに巻き込まれる――と考えた連仁は!? |
第六章・里王丸、画明と対峙する・2生前の大兵衛の言葉に従った願蔵達の行動は、亜銅栗村を巻き込む大事となった。 亜銅栗村へ画明率いる軍勢が刻々と迫っており、最早猶予もない。 里王丸は遂に決断する!!! |