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地理 【風習】

 
 
一文字で一音だけを表した文字。
祈久の時代初期までの文章は一文字に複数の意味や読みを含む文字を用いられており読み書きが出来る者は学者や神職者、貴人、一部の豪商といった限られた立場の者のみであったが、外海交易が盛んになり始めると外海独自の名称を音だけの当て字で表記するしかない事柄が増えたため、よく使用される字が崩し書きされるようになり、共通認識として把握出来るよう陽岐の外商衆が一覧表を作ったのが始まりと言われている。
華虚の時代にはすっかり大陸全土に広まっており、手習いはまず仮名から覚えるという手順となっていった。
このため仮名は女子供が使う文字という意味で「童字(わらべじ/どうじ)」と呼ばれることもあり、元からの文字はその反対の意味で「大人字」「漢字(おとこじ)」等と呼ばれていたがそれが転じて「漢字(かんじ)」という呼称が定着した。
 
     
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