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くす

地理 【職】

 
 
動植物、稀に鉱物などから薬を精製し病を癒すことを生業とする者。
祈祷等は用いず本草学に基づき医薬による治療を行う。
各地方で独自の製法や秘伝の薬品を伝えている者もいるが、薬草など特定の土地でしか入手不可能な原材料を求め放浪していた者も多く、特に聡杜地方の瘴気が晴れた祈久以降には大陸南部へ未知なる薬草を求めた薬師の一団が移住したという記録もある。
しかし紺天教が広まるにつれ、薬草の採取が制限されるなど困難な状況が増えたため、それを嫌い再び聡杜を離れた者も多く、結果的には聡杜地方より北部の陽岐・濃代の方が薬師の業は発達することとなる。
大禍以前の太古の時代から存在していた最も古い職業の一つと言える。
 
     
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