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せいちゅうとう

征誅刀 【伝承】

 
 
夜藝なる鍛冶一族のみがその製法を知ると一般的には言われているが、その実態は刀神子の血を継ぐ夜藝の者がその身を刀に転じた姿である。
強力なものは山河を割り地をえぐるほどの力を持つため、その威力を以て大規模な開墾や治水が行われた。
人の身に転ずることのなくなった征誅刀の手入れは、通常の刀剣とほぼ変わらない。
主に刀身に鉄粉をはたき紙でそれを拭い取ることにより磨く、というものである。
これが人の身であった頃の入浴や清拭のように心地よいものなのかは、どうやら刀によるらしく「心地よい」と言う刀もいれば、痛い、くすぐったいと嫌う刀もいるという。
転変前に入浴嫌いであったか否かも関わりがあるようだが、単純に手入れする主が不器用な場合もある模様。
 
     
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