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宿しゅくごうやまい

歴史 【病】

 
 
妊婦が悪鬼や幽鬼の出す瘴気に犯されることで発病するという病。
母体だけではなく胎児に影響を及ぼし、子が病に冒されていた場合、出産時には子は母の命と引き換えに生まれることになる。
生まれた子には、体のどこかに奇妙な痣があり、それは徐々に広がっていく。
そして十六歳頃になると悪鬼や幽鬼の如き化生に堕ちるという。
治すには相当な徳を積んだ人物の生命が必要とされるため、治療はほぼ不可能に近い。
その性質から病ではなく呪いだという者も居る。
 
     
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