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つきおくなべ

地理 【風習】

 
 
濃代地方南部で秋ごろ行われる月見の行事。
他地方では月見というと、空気の澄んだ秋頃が最も月が見やすく美しいとされ月を愛でながら宴をひらくといった行事であるが、冬の厳しい濃代では秋の終わり頃に「春まで見納めかもしれぬ」として月を見送る風習がある。
家の外に水瓶を置いて月が水面に映るようにしておき、その水を沸かして鍋を作り一家で食すといったものだが、鍋の中身は地域や各家庭によってかなり違いがあり、濃代南部では「里を知りたければ月送りの鍋の具を聞け」と言われている。
 
     
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