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げん

地理 【道具】

 
 
薬の材料となる草や動物の部位などを挽いたり磨り潰すための道具。
舟形の入れ物と、中央に持ち手のついた薬研車という円盤の二つで構成される。
主に石製であり、岩場の多い濃代地方では全域で製造されているが、特に颯尾国産の石は加工しやすく出来上がりもなめらかになると評判で、他国から買い付けに来るものもいるという。
舟の中に材料を入れ、薬研車の持ち手を両側から両手で持ち、舟の中で前後させることにより材料を砕いたり潰したりする。
主に薬師が用いていたものだが、調味料の加工や、染料や硝石の製造など別の用途で使用されることもある。
 
     
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