華虚時代・初期

 

征誅刀が本格的に戦に用いられるようになり、
虚跡の乱(濃代)や明辺の大乱(陽岐)のような
地形が変わるほどの大きな被害が出る。
またその威力を利用した開墾も行われた。

華虚時代初期国境地図

祈久の時代に大陸の南北で周辺諸国を従え
盟主国となった北の叶恵、南の降生の全盛期。
ただ山脈に隔てられ双方と行き来が困難な濃代地方には
南濃代の後濃をのぞいてさほど盟主国の影響はなかった。
また大陸南部の悠郷では紺天教が勢力を広げる。

南北勢力分布地図

南北の盟主国が大半の国を従わせた後であるため
国同士の諍いは少ない。
しかし征誅刀の威力に振り回されたかのような、
地形を破壊する戦が起き後々に多大な影響を与えている。

また、北部では果暗夷が辺境に追いやられており、
これも後に起きる峰我の乱へ続く遺恨であるとされている。

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