暁月の昇る天~征誅刀伝朝霧

筆者

上原 りょう

Twittert @uehara_ryo_u

代表作

「教え子は実は狐(略してJK)」
「催眠授業 女教師・春宮綾華は絶対堕ちない」
「救国征戦記 首輪の剣姫と鬼の王」
「異類婚姻譚 ―狐嫁と結婚しました。」 他多数

  武衛編   誠忠刀編  
         

登場人物ー叶恵国

白縫

鏡 白縫

叶恵国の国主。
煙管をふかした美女。
権謀術数に長けているが、
普段は無精で面倒なことは
全て辰馬に押しつけている。

薫

夜藝 薫

白縫の熱狂的な信奉者。
白縫の覇業に貢献する為
唯一人の主として、白縫に
己が全てを捧げている。
白縫のため朝霧に目をつける。

辰馬

鏡 辰馬

白縫の幼馴染。
白縫が幼少時から彼女の身辺警護を
しており、白縫の為に命をかける
ことこそ、己の存在理由であると
思っている。

あらすじ

明穂国の討伐軍をどうにか退けた暁月と武衛の里の民。

しかし悪鬼をも操り戦力としている国軍と戦った暁月は、国を取り戻すには今のままの戦力では無理と判断する。

ようやく纏まった武衛の里を獅勇に任せ、暁月と朝霧は隣国・叶恵国へと同盟を求め、旅立つ!

しかし明穂国は、暁月の曽祖父のおこした謀反により、叶恵国から領土を奪って興った国。

それゆえ叶恵国では明穂国への禍根が未だ深く残っていた。

第二十二話

第七章 亡国の女王・1

叶恵国との同盟を求め、武衛の里を旅だつ玉葉と朝霧。

まずは国境を越えるため嵐峠を目指す。

ところが街道ですれ違った兵団から、悪鬼が出没するから気をつけろと注意される。

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第二十三話

第七章 亡国の女王・2

追手をまき、珠と春弥に案内されて嵐峠を越えた玉葉たちは、遂に叶恵国へたどり着く。

2人の子供に連れてこられたのは、飯塚権兵衛という村の名主の館だった。

滞在を勧められた玉葉と朝霧は、旅芸人と身分を偽るのであった。

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第二十四話

第七章 亡国の女王・3

夜藝 薫は朝霧に同族の匂いを感じていた。

もしかしたら、白縫の新たな力として取り込めるかもしれない……そう考えた

薫は、白縫に朝霧が夜藝族であり、征誅刀が手に入るかも、と報告する。

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第二十五話

第七章 亡国の女王・4

盟約を結ぶ条件に辰馬との勝負を言われ、訓練場で辰馬と立ち会う玉葉だが、

結果的に勝負は中止、それを白縫に報告するため城内に戻る二人。

だがそこには、白縫と薫のそばで朝霧が倒れていた。

それを見た玉葉は激昂し、刀を手にかける!

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第二十六話

第七章 亡国の女王・5

意識を失っている間にみたものを朝霧は玉葉に話す。

創世の三神の一柱である珠世藝から朝霧へ投げかけられた問いを

聞いた玉葉は、朝霧に隠していた秘密を話す決意をする。

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第二十七話

第八章 別離・1

明穂国の都、芙蓉の大通りを国主の行列が通る――その行列の牛車に隼人はいた。

国主が外に出るのは大事だと思った矢先、兵士たちと誰かが揉める声がする。

隼人の目の前に、巡礼から帰らぬ息子らを心配して国主に訴えかける老婆の姿があった。

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第二十八話

第八章 別離・2

局は刃を突きつけて、隼人に問う――十六夜に何かしたのではないかと。

そして十六夜は悩んでいた――姉を差し置いて、自分が国主でいいのだろうか、と。

永闇に操られ、明穂国は混乱へと流されていく。

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